はじめに
ぬいぐるみといえば「子どものおもちゃ」。
そんなふうに思われがちかもしれません。
けれど、ほんとうにそうでしょうか?
大人になってからも、ずっと一緒に過ごしている方がたくさんいます。
ふとした瞬間に話しかけたり、枕元にそっと置いたり。
声には出さなくても、「おかえり」「がんばったね」と心のなかで伝えていたり。
今日は、光るくにの世界から見た、ぬいぐるみと“ともだち”のお話をお届けします。
ぬいぐるみは“ともだち”を年齢で選びません
光るくにでは、“ひかり”たちがぬいぐるみの姿を借りてこの世界へやってきます。
それは、“ともだち”のそばに行くため。
“ともだち”にぬくもりで想いを伝えるためです。
“ひかり”にとって“ともだち”が何歳かということは、関係ありません。
それは、やさしさや、たのしさ、
おもしろさや、あかるさのような、
“ともだち”の心にある小さな“ひかり”に惹かれて、
光るくにの“ひかり”たちは旅立っていきます。
“ともだち”の“ひかり”が、自分とどこか似ている気がして、
自然と導かれるように、“ともだち”のもとへ向かうのです。
大人になっても、ぬいぐるみはともだち
大人になると、言葉をたくさん使って毎日を過ごします。
でも、ぬいぐるみは言葉ではなく「そばにいること」で
気持ちを伝えてくれます。
部屋の片隅に座っているだけで、
夜、おやすみの時にそっとそばにいるだけで、
その存在が、不思議とこわばった心をゆるめてくれる。
子どものころのように「いっしょに遊ぶ」時間はなくても、
「いっしょに生活する」時間が、心の奥に深く残るようになります。
大人になったからこそ、ぬいぐるみのやさしさや静けさを
より深く受け取れるのかもしれません。
ぬいぐるみがくれる、目に見えないもの
ぬいぐるみを通して育まれるものは、形には残りません。
けれど、それは確かに心の中に残っていくものです。
「自分が大切にしている存在がある」
その安心感が、何気ない日々を支えてくれることもあります。
落ち込んだとき、少し疲れた夜、そっとそばにいてくれるぬいぐるみ。
話さなくても、手に取るだけで、「だいじょうぶだよ」と伝えてくれるような存在。
子どもはもちろんですが、大人もそんな存在がいると心強いですよね。
まとめ
ぬいぐるみは、子どものためだけの存在ではありません。
大人になっても、そっと寄り添い、ときに励まし、
年齢を問わず“ともだち”として心を照らしてくれる存在です。
たくさんの“ともだち”が、
それぞれのやさしい“ひかり”を今日も静かにそばにおいて生活しています。
あなたの大切な“ひかり”は、そばにいますか。
もし、そばにいるのなら——
どうかその“ひかり”と、これからも静かに、あたたかな時間を重ねていってください。
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