ぬいぐるみは、なぜ“ことば”を話さないの?

光るくに

ぬいぐるみと過ごす時間には、
どうしてこんなにも、やすらぎがあるのでしょう。

なにも話さないのに、
まるですべてをわかってくれているような安心感。

それはきっと、ぬいぐるみたちが
ことばを手放し、心でよりそう存在だから。

ぬいぐるみたちが、なぜ“ことば”を使わないのか、
そして、ことばの代わりに何を大切にしているのかを、
そっと紐解いていきます。


ぬいぐるみは、ことばを持たないともだち

光るくにの“ひかり”は“ことば”を持っている

光るくにでは、“ひかり”たちはやさしい“ことば”を持っています。
「おはよう」「だいすきだよ」「またね」「うれしいね」
そんなあたたかい“ことば”を、おたがいにかけあいながらくらしています。

ぬいぐるみのすがたに変わる理由

でも、“ともだち”のところへ行くとき、
“ひかり”は、ぬいぐるみのすがたにかわります。

どうしてかというと、この世界では“ひかり”の姿では“ともだち”と触れ合えないから。
ぬいぐるみのからだを借りて、“ともだち”と過ごすのです。


ぬいぐるみになるとき、“ひかり”は、光るくにに“ことば”をあずけます。

ぬいぐるみがこの世界にやってくるとき、
その子の中にある“ひかり”は、ことばを手放します。

光るくにの空を渡るひかりたちは、
やがてぬいぐるみの中に入り、
この世界に住む“ともだち”のそばへ行きます。

この世界では、ことばは使いません。
ぬいぐるみたちは、ぎゅっと抱きしめられるやわらかさや、
そっと見守るまなざしのような、
ぬくもりとしぐさをことばの代わりにして、
ともだちとの時間を紡いでいきます。

ぬいぐるみと過ごす、ことばのいらない時間

「そばにいるだけで、伝わる」ちいさな魔法

“ともだち”が泣いているとき。がんばっているとき。
ぬいぐるみたちは、なにも言わず、ただ、そばにいます。

その静かな時間の中で、
「だいじょうぶだよ」「いま、ここにいるよ」
という気持ちを、ゆっくりと伝えているのです。

心に届くものは、見えないけれど、たしかにある

ぬいぐるみは、見守ることがとくいです。
笑っている顔も、泣いている顔も、ずっと見つめてくれています。

あなたの表に出せない想いも、
ぬいぐるみはそっと受けとめ、胸のなかであたためます。

やさしさって、触れることも、測ることもできないけれど、
たしかに、そこにある。

ぬいぐるみたちは、それをいつも教えてくれます。

手紙に託す気持ち

それでも、どうしても伝えたい想いを、
“ひかり”は、光るくにを出る前に、
そっと手紙にして、持っていくのです。

光るくにでご購入いただいたぬいぐるみには「ぬいぐるみからの手紙」をお付けしています。
これは、ぬいぐるみが“ともだち”のもとへ旅立つ時、
どんな気持ちでやってきたのか、物語をそっとお伝えしたいという想いからお付けしています。

この「ぬいぐるみからの手紙」は、ぬいぐるみの世界観を感じていただくだけでなく、
ぬいぐるみへの愛着を深めるきっかけにもなればと願っています。

ぬいぐるみを迎えた日、どうかこの手紙も一緒に読んで、“ひかり”の思いを感じてみてください。


まとめ

ぬいぐるみたちは、話すことはありません。
けれど、ともだちと交わすしぐさやぬくもりの中に、
ことば以上の想いを受けとめています。

悲しいときも、うれしいときも、
そっとそばにいてくれるぬいぐるみは、
静かなやさしさで、日々を見守り、寄り添ってくれる存在です。

そんなぬいぐるみたちに、
「会ってみたいな」と感じてくださったら──

光るくにのおみせへ

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